CHEMISTRY OF BOOK

化学を学ぶ人のための専門書まとめ

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地球化学の教科書

地球化学(Geochemistry)
化学と地球科学の境界領域である「地球化学」。地球初期の物質と現在の姿の比較、物質循環などを化学的に検証するという学問だ。化学コースよりも地球科学コースで学ぶ人が多いかもしれないが、化学者として「地球化学」の素養を身に付けることは大切。ここでは、基礎から学べる本を紹介していこう。



Geochemistry (第1版)
地球化学を広く取り扱った評価の高い名著

Geochemistry

■出版社
Wiley-Blackwell

■発行年
2013年

■サイズ
28.4×22.9×3.1 cm(ハードカバー:668頁)

■レベル
★★★★☆(学部3年~大学院)

■ひとこと
地球化学の教科書は、比較的数多く存在する。和書も、地球科学コースの学生向けの本はいくつか出ている。これは化学に重きを置いた最新の地球化学テキストである。アマゾンでの評価も上々だ。

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材料化学の教科書

材料化学(Material Chemistry)
最近の無機化学、有機化学のテキストでも、材料に関する記述やトピックが増えてきている。しかし、工学ではなく基礎科学としての「材料化学」のテキストは、まだ少ないのが現状。ここでは注目の本を紹介しよう。



Introduction to
Materials Chemistry(第1版)

材料化学の基礎知識を幅広く学べる総合テキスト

Introduction to Materials Chemistry

■出版社
Wiley

■発行年
2008年

■サイズ
26.2×18.3×3.0 cm(ハードカバー:460頁)

■レベル
★★★★☆(学部3年~大学院)

■ひとこと
材料化学とは何かというところからはじまり、反応機構など有機化学の基本、さらに分子、高分子、ガラスやセラミック、金属など基礎部分の解説に重きを置いた入門書。これを踏まえ、生体材料、機能性材料など詳細に解説している。これ1冊で材料化学を一通り学べる秀逸な書だ。

天然物化学の教科書

天然物化学(Natural Product Chemistry)
天然物化学とは、自然界に存在する多様な有機化合物について多角的に研究する学問である。医薬品開発とも関連があり、薬の原料となる天然物の研究は、今でも盛んに行われている。ただ、その数は膨大なので、教科書はそのエッセンスのみの記述に留まっていることがほとんど。一口に天然物化学と言っても、物質の単離、同定のほか、全合成、生合成など、アプローチの仕方も様々で、有機化学、分析化学、生化学、さらには生物学や薬理学とも関連がある重要な学際領域。ここでは、そんな広大な天然物化学の世界を俯瞰できる良書を紹介しておこう。



Natural Products
Discourse, Diversity, and Design (第1版)

天然物化学について広く学べる本格テキスト

Natural Products: Discourse, Diversity, and Design

■出版社
Wiley

■発行年
2014年

■サイズ
25.1×17.8×3.2 cm (ハードカバー)

■レベル
★★★★☆(学部3年~大学院)

■ひとこと
最近発売された天然物化学の教科書。



評価の高いその他の名著
天然物化学・生物有機化学〈1〉天然物化学 (朝倉化学大系)
天然物化学・生物有機化学〈2〉全合成・生物有機化学 (朝倉化学大系)
日本人が書いた本のなかでは、比較的よくまとまっている本。厳選した天然物化学を、上手に分類して紹介している。

毒性学/薬理学の教科書

毒性学/薬理学(Toxicology / Pharmacology)
化学とリンクしている学際領域は無数にある。そのなかでも、基礎医学、生物学、環境科学などと関連があるのが毒性学(Toxicology)や薬理学(Pharmacology)。どちらも、化学が基盤にある学問。毒性学については世界で広く使われている本、薬理学については生化学と関連の深い分野に触れたテキストを紹介する。



Molecular and Biochemical Toxicology (第4版)
化学者なら身に付けておきたい毒性学を学べる本

Molecular and Biochemical Toxicology

■出版社
Wiley

■発行年
2008年

■サイズ
26.0×18.3×5.2 cm(ハードカバー: 948頁)

■レベル
★★★★☆(学部3年~大学院)

■ひとこと
比較的有名な毒性学の教科書。毒性物質について、化学、生化学の立場からアプローチしているのが特徴。分子レベルで毒物がどう作用するかが、しっかりと書かれている。専門分野に特化した本であるが、生化学、薬理学研究には有用だ。



Biochemical Pharmacology (第1版)
薬理学を分子レベルで考える化学者向けの1冊

Biochemical Pharmacology

■出版社
Wiley

■発行元
2012年

■サイズ
25.9×18.5×2.8 cm(ハードカバー:428頁)

■レベル
★★★★☆(学部3年~大学院)

■ひとこと
薬物動態学から代表的な薬物の作用機序まで幅広く取り扱った本。タイトルのとおり医学系の薬理学とは異なり、内容はかなり化学寄り。メディシナルケミストリーを学ぶ上での基礎固めにちょうどよいかもしれない。



評価の高いその他の名著
NEW 薬理学 改訂6版
数多くある薬理学のテキストのなかでも、総論部分が充実しているのが特徴。薬物動態学、生理活性の生体物質やその代謝など、非常に詳細な記述があり有用。各論も、しっかりと構造式が示されているので、医薬品化学、生化学、バイオケミストリー関連領域の読者にとってなじみやすい書である。一般的な薬理学の本は、これで決まりだろう。


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