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化学を学ぶ人のための専門書まとめ

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物理無機化学の教科書

物理無機化学(Physicalinorganic Chemistry)
物理化学と無機化学の境界領域の学問が物理無機化学。通常の無機化学の教科書では取り扱わない錯体の量子論的な取り扱い、分光学、群論などその範囲は広く、総合的に学べる定番の教科書というものは限られている。物理無機化学というタイトルの大著と、各論的な和書をいくつかご紹介しよう。



Physical Inorganic Chemistry (第1版)
「物理無機化学」を詳細に取り扱った2冊組の本格的テキスト

Physical Inorganic Chemistry: Principles, Methods, and ModelsPhysical Inorganic Chemistry: Reactions, Processes, and Applications


■出版社/原著出版社
Wiley

■発行年
2010年

■サイズ
24.1×16.3×2.9 cm(ハードカバー:536頁)
24.4×16.5×3.3 cm(ハードカバー:624頁)

■レベル
★★★★★(学部4年~研究者)

■ひとこと
無機化合物に物理化学(とくに量子化学)の面からアプローチして、分子構造、物性などを議論するのが物理無機化学。境界領域の学問で、あまり一般的ではないかもしれないが、日本でも名古屋大学などに研究室がある。この本は2冊組で、基礎編と発展編に分かれている。しかしどちらも専門的な内容なので、院生や研究者が対象だろう。トピックも、ほかの本には載っていないような興味深いものが多い。



評価の高いその他の名著
分子の対称性と群論
昔から読み継がれる対称性と群論の入門書。非常に苦手とする人が多いが、そんな人でもかなり丁寧にわかりやすく解説してくれる名著である。ボリュームこそ少ないが、配位子と金属の分子軌道についても詳細な記述があって一読の価値あり。物理無機化学の諸分野の基礎固めにはおすすめである。

量子論に基づく無機化学 -群論からのアプローチ-
群論からアプローチした物理無機化学の本。このレベルの本を読みこなせると、後々役立つはず。

配位化合物の電子状態と光物理 (複合系の光機能研究会選書)
錯体を量子論的に考えているのがテーマ。分光学、量子論、無機化学……これらを統括してまとめた興味深い1冊。

物質の対称性と群論
物理化学、無機化学で重要な概念が群論。苦手な人が多いこの分野をわかりやすく解説してくれる優秀な書で、評価の高い1冊。


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