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CHEMISTRY OF BOOK

化学を学ぶ人のための専門書まとめ

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ヘテロ環化学の教科書

ヘテロ環化学(Heterocyclic Chemistry)
一般的な有機化学の教科書では、詳しく取り扱われることのないヘテロ環化合物。生理活性の強い物質が多く、医薬品の開発とも密接に繋がっているので重要な分野だが、一歩踏み込んだ勉強をしないままで終わることが多い。ヘテロ環とひとことで言っても非常にバラエティ豊かで、その数は膨大なものになる。メディシナルケミストリーや薬理学の研究室に進む人は、一度専門書で知識の整理をしていくことが必要である。



Heterocyclic Chemistry (第5版)
ヘテロ環化学の決定版と言える詳細なテキスト

Heterocyclic Chemistry

■出版社
Wiley

■発行年
2010年

■サイズ
24.5×19.3×3.8 cm
(ペーパーバック:718頁)

■レベル
★★★★★(学部4年~研究者)

■ひとこと
膨大な種類のヘテロ環化合物を分かりやすく編集・解説した決定版。とくにヘテロ環化学そのものの性質、反応性など基礎的な事項が詳細に解説されている。初学者から熟練者まで幅広い読者を想定したヘテロ環化学のバイブルである。



評価の高いその他の名著
新編ヘテロ環化合物 基礎編 (KS化学専門書)
新編ヘテロ環化合物 応用編 (KS化学専門書)
新編ヘテロ環化合物 展開編 (KS化学専門書)
和書のなかでは数少ないヘテロ環化学の大著。3冊組だが、基礎編だけでも十分俯瞰できる。ただ、反応がぎっしりで解説が少なめのレイアウトは見辛く、通読すると飽きてくる。いかにも日本の教科書という感じだが、手っ取り早く調べ物をするには向いている。

ヘテロ環化合物の化学
最近発行されたヘテロ環化学のテキスト。薄くて持ち運びに便利なので、基礎知識を整理するのに使える。ここで紹介したジュールの本は読破するだけでも膨大な時間が取られるが、これなら通読も十分可能。内容も洗練されていて、幅広い読者におすすめできる1冊だ。

超分子化学の教科書

超分子化学(Supramolecular Chemistry)
超分子とは、共有結合や金属結合とは異なる弱い相互作用で分子同士が結合し、ひとつの機能を持たせたものである。いま、物理、無機、有機化学というジャンルを問わず、この超分子の研究が非常に盛ん。まだ新しい学問なので、出版されている教科書もそれほど多くないが、よくまとまっていると思われる本を紹介する。



Supramolecular Chemistry (第2版)
およそ1000ページに及ぶ超分子化学の本格的な教科書

Supramolecular Chemistry

■出版社
Wiley

■発行年
2009年

■サイズ
24.2×19.0×5.9 cm(ソフトカバー:1002頁)

■レベル
★★★★★(学部4年~研究者)

■ひとこと
超分子化学にあらゆる角度からアプローチする本格的なテキスト。これまでの研究の集大成と言えるもので、超分子を専門とするなら、ぜひ一読しておきたい。



評価の高いその他の名著
Supramolecular Chemistry: Concepts and Perspectives
超分子化学のパイオニアであるレーン教授が手がけた名著。今となってはやや古いが、この分野の金字塔であることは間違いない。なお邦訳版も存在したが現在は絶版となっており、読むなら原著のみとなる。

ケミカルバイオロジーの教科書

ケミカルバイオロジー(Chemical Biology)
ケミカルバイオロジーとは、化学的手法を用いて生命現象を探求していく境界領域の学問。生化学は、生命のなかで起きる化学現象を探求する学問だが、ケミカルバイオロジーはもっと能動的に化学のメスを入れるという学際的が非常に強い分野である。なかでも有機化学との関連性が高く、内容はかなり化学寄り。ここ最近スタートした新しい学問領域だけに、教科書は世界的にもごくわずかなのが現状だ。ここでは、評価の高い良質のテキストを紹介していく。



Essentials of
Chemical Biology (第1版)

ケミカルバイオロジーの基礎を学べる良質のテキスト

Essentials of Chemical Biology: Structure and Dynamics of Biological Macromolecules

■出版社
Wiley

■発行年
2008年

■サイズ
24.7×19.1×2.8 cm(ソフトカバー:590頁)

■レベル
★★★★☆(学部3年~大学院)

■ひとこと
カラフルで読みやすいケミカルバイオロジーの入門書。同学問の研究室に所属する大学院生、創薬やバイオマテリアル開発に携わる研究者など、読者対象は幅広い。ケミカルバイオロジーのテキストでは、今もっとも評価が高い1冊だ。


実験有機化学の教科書

実験有機化学(Experimental Organic Chemistry)
有機化学を学ぶ上でどうしても必要になるのが実験の手引書。国内外ではさまざまな本が出版されているが、よく研究室で見かける有名な本を紹介しておこう。



Experimental Organic Chemistry (第2版)
世界でも有名な有機化学実験の手引き

Experimental Organic Chemistry: Standard and Microscale

■出版社
Wiley

■発行年
1998年

■サイズ
24.6×19.0×3.3 cm(ペーパーバック:726頁)

■レベル
★★★☆☆(学部2年~大学院)

■ひとこと
実験に向けての心得はもちろん、基本的な反応、定量分析、分光分析、記録など一通りの操作が学べる良質な書。実験室においておくと便利である。分厚いが、有機化学実験のバイブルと言える存在だ。



評価の高いその他の名著
フィーザー/ウィリアムソン有機化学実験
こちらも昔からある有名な実験の教科書。日本語で書かれているので、とっつきやすい。有機化学実験に必要な手順を一通り学ぶことができる。

有機化学実験の事故・危険―事例に学ぶ身の守り方
こちらは実験の際に注意しなければならない事故を、具体例を挙げて紹介している。実験に関する操作を網羅した本ではないが、一読することを強くオススメする。

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